認可保育園に入るためにやったこと
全国屈指の保育園激選区に住んでいます。
出産前に、「どうも、ぼーっとしてたら保育園に入れそうにないぞ?」ということに気づき、そこから「保活」をした話。
結論からいうと、
認可保育園、落ちました。
幸い、2歳までは在園できる「小規模保育」にどうにか拾われ、今もそこに通いながら認可保育園に申し込みを続けています。
待機児童の問題がなぜいつまでたっても改善しないか。
それには色々な理由がありますが、一つ特殊なのは、保育園問題は個々の家庭にとっては一時的な問題で、自分の時期が過ぎれば忘れられてしまうこと。
多くの人がどんなに長くても数年間しか待機児童問題や保活のことに関心を持たないわけです。当然声は弱まります。
なので、声を上げ続ける意味で、ここに2015年の保活の一例を書き留めておこうと思います。
◆我が家の前提条件
・両親正社員
・早生まれなので0歳入園に申し込めない
・祖父母は非同居、非近居
・当時まだ私は健常者
◆1 情報収集
・自治体の窓口で話を聞く
初めて自治体の保育課に話を聞きに行ったのは出産前でした。
産後は役所にもしばらく行けないだろうと思い、この時期に行きました。
産前休暇に入って、まだ体力的にも動ける時期です。
認可保育園と認可外の違い、申し込み方法などについて説明を受け、資料をもらいました。
結果的に、このタイミングで行動開始したのは正解でした。
なぜなら、我が家のある自治体は、育休を切り上げて復帰していない人はほぼ認可保育園に入れないからです。
認可保育園への申し込みが11〜12月頃なので、それより前にどこか別のところに預けて復帰する必要があります。申し込み直前にその事実に直面しても、それから認可外保育園へ入れるのは至難の技なので…。、
実際、窓口に申し込みに行った時に、初めて現実を知って蒼白になっているお母さんとおばあちゃんがいました…
彼女はどうなったのだろうか…。
・数字データの収集
実際に、何枠あって何人申し込んでいて、どれだけの家庭が認可保育園に入れるのか?
これを把握しておくことで、どれくらい頑張らないといけないのか、アタリをつけられます。
まずは、役所の窓口で資料をもらいます。
そして、教えてもらえる範囲で過去の実績を聞きます。
昨年の申し込み数、認可に入れた人数、申し込みを検討している園の倍率など。
資料では配らないけれど、聞けば教えてくれるということもありますので、ぜひ聞いてみた方が良いと思います。
それから、市区町村の議員さんで待機児童問題に取り組んでいる方がいれば、その方のHPやブログも参考になることがあります。
私の居住区には熱心な議員さんがいて、ブログなどで待機児童に関する情報発信をしていたので、それを参考にしたり、メールで問い合わせたりしました。
・通える保育園の洗い出し
自宅周辺の保育園を全て探し出し、Googleマイマップにマッピングしました。
これが、この後に出てくる、見学と申し込む保育園の選定に非常に役立ちました。
おすすめです。
なお、後述しますが自宅周辺は全滅だったため、勤務先近くの園もマッピングしていました。
・保育園まで歩いてみる
これはぜひともおすすめしたいのですが、自宅から申し込みを検討している保育園まで歩いてみると良いです。
地図だとわからないけれど、坂が多かったり、道が渡れなくて遠回りが必要だったり、通うのが現実的でないような場合もあります。
10kg以上にもなる幼児を連れて毎日通えるか、一度は実際に行ってみることをおすすめします。
我が家はお散歩がてら、毎週のように色々な保育園へ行っていました。
◆2 認可外保育園への申し込み
・園へ問い合わせ〜見学
子どもの首がすわった頃から、認可外保育園への問い合わせを始めました。
全部で20園くらいでしょうか…。
申し込み方法は園によってまちまちですが、一番多かったのは、
電話で問い合わせ
↓
一度見学に来てください
↓
見学後、書類受け取り
↓
その場or後日書類提出
というパターンです。
だいたいどこの園も、空き待ちが80人〜100人いると言われました。
上の書類提出というのは、81人目の空き待ち列に並ぶということを意味します。
電話した時点で断られた園も多く、申込書を受け取ってもらえたのが10園くらいでした。
電話をかけた時間帯は、午後13時〜14時頃が多かったです。
ちょうど保育園のお昼寝タイムがそのくらいなので、比較的保育士さんたちの手が空いているかな?と思いその時間を心がけていました。
今、日々保育士さんの動きを見ていると、お昼寝タイムも全然一息つけない忙しさですが…。
少なくとも、朝・夕の送迎時間帯は避けた方がいいです。
電話をかけて見学の予約をとって、見学に行って申込書を書く…というのを繰り返していたのが、7月、8月頃でした。
結局、自宅周辺は(数駅先の園を含めて)全滅だったので、別の手を使うわけですが…。
※長くなったので、何回かに分けて書きます。