QT延長症候群。ICD(植え込み型除細動器)との生活。

LQTSの難病女子。自分にしか生きられない人生を。

QT延長症候群
ICD(植込型除細動器)との生活

働き盛りにLQTSという心臓の難病を発症しながらも楽しく生きている人の記録。

手術痕

先日の診察で、先生に頼まれてICD植込み手術の痕を写真撮影しました。

 

なんでも、私が入院してからこれまでに若い女性が3人もICD適用になったそうです。

それで、手術を決断するときに、やはり傷が残ることを気にする方がいて、そういう方への参考資料として撮影しておきたいとのことで。

 

もちろん快諾。先生に脱がんでいいと言われたのに進んで脱いで(ニットの下にタンクトップを着ていたからですよ!)病院のデジカメで手術痕を撮影してもらいました。

 

 

手術痕…自分が全く気にしなかったので思いもよらなかったのですが、体に傷が残ることを気にする人も、そりゃあいますよね…。

 

 私は手術が必要と言われた時、さすがに即答はしなかったものの特にためらうこともなく「必要ならやるしかないでしょ?」くらいの感じで受けてしまったけど、それって普通じゃないのねと今更思う。。

 

やると決めたら楽しく?なってきて、スマホを買う時みたいなノリでICDの機種を選んだりしていましたよ。

「先生おすすめはありますか?じゃあMedtronicにしまーす!」みたいな感じで。

 

 

さて、気にする人がいるなら、参考に書いておきましょう。ICD植込み手術後の手術痕が実際どんな感じになるかというと、こんな感じです。

 

  • 手術直後…すごい盛り上がっている。縫い糸も残っていてまあまあエグい(糸は吸収されて無くなるやつなので知らない間に消える)
  • 2週間後…腫れが引いてきてかさぶたに覆われた状態
  • 1ヶ月…腫れはだいぶ引いて、表面の液体ばんそうこうもだいぶ剥がれる
  • 3ヶ月…温泉旅行に行きました。母がじっくり見たけど全然わからないと言っていた
  • 6ヶ月…もう傷のことなんてほぼ忘れている
  • 1年後…切った線に沿って微妙に肌の色が違うけれど、自分でよく見ないとわからない

 

切り方や肌質、先生の技術にもよるのでしょうが、

術後1年半弱経過した今、私の場合は全然気にならないくらいに消えています。

 

 

切り方にも工夫があったからだと思います。

ICD植込みの時の切り方でよくあるのは、鎖骨下に横に切る方法だそうです。

シャツの胸ポケットみたいに皮下にポケットを作って上からICDを入れるイメージ。

 

私の場合は、手術痕が極力見えないようにわきのシワに沿って切って、横からICDを入れる方法で手術してもらいました。

 

本人は「なんでもいいっす」という感じだったのですが笑、先生が配慮してくれました。結果的にこの方法にしてもらえて良かったと思っています。

 

なぜならこの方法だと、腕を閉じればシワの間に傷が埋もれるので全然見えないんです。

ノースリーブも着られます。

実際、昨年の夏はしょっちゅうノースリーブを着て会社に行っていました。

 

手術の仕上がり自体もとても良かったそうで、この前も先生がこの方法いいよなーみたいなことを言っていました。

 

 

病院や先生によって方針が違うと思いますが、実例としてこんな方法もあります。もしICD植込みを勧められて悩んでいる方は、先生に相談してみてはいかがでしょうか?

ICDとは長い付き合いになりますし、7〜8年ごとに交換手術が必要になることを考えると納得する方法した方が良いと思います。