3.11
我が家には本棚の書籍をぽいぽい出して散らかす妖精がいます。
そんな妖精さんのイタズラを片付けていてふと見つけた本。
2011年3月11日の震災、Twitterが「#PRAY FOR JAPAN」で溢れた時のツイートを本にまとめたものです。
あれから随分と時間が経ちました。世の中も私自身も色んなことが変わりました。
当時は岩手や福島にボランティアに行き、掃除をしたりイベントを手伝ったりしていました。
その後思うところあり転職し、結婚し今では子がいて。
そんなライフイベントを経た後も、一緒に東北に行った方とは今でも一緒にボランティアをしている(震災とは少し違う内容ですが)。
そして、倒れて手術して、退院して。
もう、肉体労働的な貢献はできなくなってしまった。身軽に遠くまで手伝いにも、子がもう少し成長するまで行けないかな。
震災を忘れることは無いけれど、あの時世界が一体となって日本のために祈ってくれたこと、皆で心を寄せ合って前を向こうとしたこと、あの時の一体感、今の日本は忘れてしまったのかなぁ。
この本を読み返しながらそんな風に思いました。
ぎすぎすしていますね。国内も対外的にも。
私個人も、心の持ち方、忘れかけていた気がする。
辛いことはたくさんある。どうしようもないこともある。自分の無力さに腹立たしくなることもある。
それでも、とにかく前へ前へ、その時自分ができることを一つずつでもやっていくしかない。
前に進めなくなりそうになったら、3月11日に帰る。
その道標に、この本はずっと手元に置いておこうと思います。
講談社「PRAY FOR JAPAN」という本です。