QT延長症候群。ICD(植え込み型除細動器)との生活。

LQTSの難病女子。自分にしか生きられない人生を。

QT延長症候群
ICD(植込型除細動器)との生活

働き盛りにLQTSという心臓の難病を発症しながらも楽しく生きている人の記録。

電車通勤、けっこう怖いんです

通勤には電車を使っているのですが、

ICDを入れて以来、多少なりとも不安な気持ちで乗車しています。
 
渋谷駅でメトロに乗換え、
更にもう一つ乗り換えると会社の最寄り駅なのですが
この、最後の乗換えがとても混むんですね。
 
ホーム向かいの電車に乗り換えるので、接続時間がぎりぎりだと
みんな、かなり急ぎ足で乗り込みます。
 
 
この、小走りが怖い。
 
 
ICD本体は鎖骨の下に入っています。
そこから延びたリードを静脈から心臓にとおして心臓の内部に固定しています。
 
日常生活には問題ないとはいえ、体に異物が入っている状態なので、
人とぶつかってICDに衝撃が加わると痛いですし、
何か起きるのでは…と思うと怖いのです。
 
 
小走りのサラリーマンをどうにか避けて電車に乗れたとしても、
ぐいぐい人が乗り込んできてぎゅうぎゅうと押されます。
 
圧迫の恐怖、加えて、携帯電話の心配があります。
 
混んでいる電車で、前の人の背中ぎりぎりのところでスマホをいじっている人、
結構いますよね。
 
ICDを植えた後に注意事項として言われた中に、
携帯電話は、ICD機器から15cm以上離して使うこと、と特に注意がありました。
 
今の4G回線なら、実際はほぼ問題がないという話もありますが、
念のため上記のようなガイドラインがあるようです。
 
昔IT業界にいたこともあるので、電波に対して
「そんなに気にしなくても大丈夫だろう」と思ってはいますが、
万が一作動すると色々と面倒なので極力この「15cmルール」には従いたい。
 
だって、電気ショックがかかってしまうんですもの。
密着していると、その人にも電気が流れてしまいます。
 
 
それを考えると、混んでいる電車に乗る気にならないため、
結果的に最後の一駅、ほぼ毎朝歩いて出勤しています。
 
会社の人に「すごいねー」なんて言われますが、
フィットネスのためにやっているわけではなく、
電車が怖くて仕方なく一駅前で降りている、という切実な理由…。
 
都内に勤めている以上、混んでいる時間に電車に乗らざるを得ず、
でも混んでいる電車に乗ることは控えた方がよい病気。
会社徒歩圏に引っ越す財力があればそうしたい…なんて(笑)
 
ICDやペースメーカーを植えていなくても、電車のホームで走ったり、
駆け込み乗車は危険なので、みなさん控えてくださいね。