QT延長症候群。ICD(植え込み型除細動器)との生活。

LQTSの難病女子。自分にしか生きられない人生を。

QT延長症候群
ICD(植込型除細動器)との生活

働き盛りにLQTSという心臓の難病を発症しながらも楽しく生きている人の記録。

ケアリンクモニタ

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Medtronic社のICDを入れています。

体内に本体が入っている他に、体外にもこんな装置があります。

 

ケアリンクモニタと言います。

 

私はスペースマウンテンと呼んでいます笑

ペースメーカー入れちゃったので、スペマンにはもう乗れないんですけどねー。

並ぶだけ並んで最後のエスケープから出てこようかな笑

 

そんなスペマンことケアリンクモニタは、体内のICDが24時間365日記録している心拍やイベント(ペーシングや除細動)のデータを、寝ている間に受信します。

 

ケアリンクモニタに送られたデータは、携帯電話回線を通して主治医のところに届きます。

 

正確にいうと、データはまずMedtronicのデータベースに送られて、そこにお医者さんがアクセスして見られるようになっているようです。

 

データはMedtronicでの研究にも使われているんだったかな。

 

写真では子どもにいたずらされてエラーが出ていますが笑、設定は簡単です。

 

退院後に自宅にキットが届いて、コンセントに挿し込んだらあとはIKEAの説明書並みに直感的にわかるガイドに沿って設定するだけで、患者側の操作は完了です。

 

普段は何の操作も要りません。

 

ちなみに通信料はMedtronicの負担だそうです。

 

この装置で集められたデータを定期検診の時に先生がチェックして、イベントが○回起きてるとか、ちょっと設定変えておくか〜とか、いつも何やら先生同士で盛り上がっています。

 

毎日データが収集されていると思っていたのですが、お医者さんが設定したタイミングのみ送信が行われるようです。

私の場合は数ヶ月に1度、夜間に送信される設定になっています。

(なので、ベッドサイドに置いてねと言われています)

 

たぶん、送受信するとバッテリー消費するからなんでしょうね。

 

もちろん、重大な事態が起きるとアラートが送信されるようになっています。

 

スケジュールされた日にICDからデータ送信されなくても、次のタイミングで送られるようになっているので、旅行などに持っていく必要はありません。

 

この装置でデータを見ることはできないため、家ではただのオブジェと化しています。

データの最終送信日が変わると、「お、ちゃんと送られたな」と思うくらいでしょうか。

 

ですので、検診の日はどんなことが起きたのか、起きずに済んだのか、ドキドキです。

 

 

参考に、メドトロニック社のwebsiteも載せておきます。

ケアリンク - Medtronic, Inc