ICDの手術をして、一番辛いこと
ICDの手術をしてから、一番つらいこと。
我が子からの「抱っこ〜」リクエストを、断る瞬間。
心が、ピリッと痛みます。
ICDユーザーは、重いものをもつことを控えるよう言われます。なので、なるべく重いものは持たない。
特に、左腕。
植込みしたところにあたるので、よほど軽いものでないと、肩にかけることもできません。重いものを持つことに限っては、私の左腕はほとんど機能しないものとなりました。
それでも、生活していればどうしても荷物が多い日はあります。
たとえば金曜日、
自分の仕事道具・保育園から持ち帰りの汚れもの・お昼寝タオルケット・お昼寝シーツ・夏の水浴び用タオル…などなど。
そこに、我が子2歳、堂々の13.5kg。
総重量、軽く20kgオーバーな気がする。
そうなると、さすがに片腕はきついのです。
しかも、一部荷物はもぞもぞ動きます。
道草しつつも、てくてく、ちっこい足で歩いていた子が、
「抱っこしよか〜」(上から目線)
と言い出しても、
「ごめんおかーさん今日荷物いっぱいだから抱っこ無理だ〜」
と口に出す瞬間の気持ち。
普通の親なら抱っこしてあげられるのになぁ。
ごめんね。
2歳児ながら、なんとなく理解しているようで、そういう時は妙に聞き分けよく諦めて歩いてくれたりするのも、それはそれで切ないです。
そうは言っても抱っこが必要な時もあり、
そう言う時は、「無事を祈る!」と心の中で呟きながら右腕で抱えてひたすら歩きます。
そんな時我が子は、
「助かるぅ〜」と言ってくれます。
… 笑っちゃって力抜けちゃうからほんとやめてほしい。