QT延長症候群。ICD(植え込み型除細動器)との生活。

LQTSの難病女子。自分にしか生きられない人生を。

QT延長症候群
ICD(植込型除細動器)との生活

働き盛りにLQTSという心臓の難病を発症しながらも楽しく生きている人の記録。

【ディズニー】ゲストアシスタンスカードの話

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先日のディズニーランドインパの話を書き残そうとして、すっかり温めてしまった。

 

オタク丸出しの痛々しい感想と、わりと役立つゲストアシスタンスの2部構成です。

 

感想

読み飛ばしていただいて結構です…

  • 35周年が終わる前に行けてよかったです(現行のミッキーフェイスが見納め的な意味も込めて)
  • キャラグリでお目当てのキャラに会うには担当キャストに聞くのが一番確実と今更ながら知る(胸ポケットにお手手マークがあるゲスコンコスチュームが目印)
  • グリしてたエスメラルダがメチャ美人だった
  • Dパレドナデジ尊い
  • ヒロ(ベイマックス)可愛い
  • バズーカ(一眼レフ)で撮りまくっているゲストさんを見て「乗れるアトラクに制約が出来た今、私が極めるべき道はこれなのでは…」と開眼しかける
  • 1食はPSしておくと、しっかり食べられるしいい休息になるのでおすすめ
  • 抽選のショーは全外しでしたがクリパレの席運が良かったり、子がバースデーシールをなくす度にキャストさんが可愛くシールをデコってくれたり(はしゃいで剥がれてついには予備で2枚もらったりして計4枚も頂いてしまった…)、楽しい嬉しい1日でした

 

ゲストアシスタンスカード

こちらは役に立つ話。

もらってみました。ゲストアシスタンスカード。

 

結論。

行使することは無かった笑

 

元マニア(今はディズニー好きもオタクと呼ぶんですかね?)ですから…。

パークのことは大体頭に入っているので、キャストさんに頼ることなく対処できてしまった。

 

でも改めて、このサービスの説明を聞けたことはよかったです。

パークは「永遠に未完成」なので、新しいエリアやアトラクションが生まれたら、私もキャストさんの助けが必要になるでしょう。その時に備えた予習ということで…。

 

2種類+1種類ある

冒頭の写真右上にあるグリーンの二つ折カードがゲストアシスタンスカード。

障害者手帳を提示することで発行してもらえます。

 

発行場所は、メインストリートハウス。

エントランスを入ったあと、左端にある建物です。

ワールドバザールコンフェクショナリー(入り口左のお菓子屋さん)の左隣、カメセン・ベビーカーレンタルの逆サイド。

 

【公式】メインストリート・ハウス|東京ディズニーランド|東京ディズニーリゾート

 

公式の「ディスアビリティゲストの案内」というメニューが該当します。

 

ゲストアシスタンスカードにはブルーとグリーンがあり、必要なサポート内容によって発行される色が異なります。

 

◆ブルー
  • 様々な理由で「列に並ぶことが難しい」人向け
  • 四肢や体幹、視覚以外にも、多動とか衝動性とか、この助けが必要な人はたくさんいると思う
  • アトラクの入り口でカードを提示して、キャストさんに戻ってくる時間を書いてもらう
  • スタンバイの待ち時間と同等の時間を過ごした後に、アトラクションに戻ってきて利用
  • 同伴者も該当ゲストと一緒に、並ばずに過ごせる
  • 待っている間はショー観てもご飯食べても買い物しても良かったはず

 

◆グリーン
  • 私はこちらを発行してもらいました
  • 列に並べるけれど、それ以外のことで配慮が必要な人向け
  • アトラクの入り口でキャストさんと都度相談。
  • 例えば、座席の位置を相談できる(大きな音が苦手な人が音源から離れた席に座るとか…)とか、暗くなる演出の有無を確認できるとか、かな?
  • アトラクションによって乗り場でのサポートが必要だったり?そういう相談もできるのかも。
  • 要は入り口で「こういうことが苦手なんですけど、このアトラクションはどんな〜ですか?」と聞いて、サポートや配慮が必要か、自分が楽しめそうか擦り合せるためのサポートツールというイメージ。
  • 恐らくキャストさんによって対応が上手い人下手な人がいると思うので、寛大な気持ちで相談しましょう(キャストさんに過度な期待を抱くとイマイチだった時のショックが倍増するよねという最近の個人的な反省も込めて)

 

◆その他

障害者手帳を持っていなくて、一時的にサポートが必要な状態の人のためのサポートツールもあります。名前は忘れましたが、白いカードです。

対象者のイメージは、怪我をした人やご高齢の方、妊婦さんなど。

 

(そんな時に無理してまでディズニーに来なくとも…と思うものの、半年前から予約してた人とか、これを逃したら二度と来られない人もいるだろうと想像すると、必要なツールだとも思う。「いつでも行けるじゃん」は首都圏人の論理ですよね)

 

証明するものは不要ですが、「アトラクションに並ばない」というサポートを受けるためには「本人以外の同伴者は列に並び、乗り場で本人と合流する」のがブルーのカードとの違いです。

つまり、「グループ全体での待ち時間短縮ツール」みたいな使い方はできなくなったということです。

 

2019年1月からルールが変わりました

以前は、カードは1種類だったんです。障害者手帳の提示も不要でした。

それが変わったのは、残念ながら悪用する人がいたようなんですよね…。

 

「松葉杖持ってるうちにディズニー行こう」とか「妊婦は並ばなくていいから今のうちにたくさん行かなきゃ!」とか…。私自身、知人の口からこの言葉を聞いて残念な気持ちになったことがあります。

 

このサービスを本当に必要としている人は、パークが提供するエンターテイメントを100%楽しめない人だと思うのです。私自身、乗れないアトラクションがあります。

そういう人たちが「出来る範囲で最大限」楽しめるようにサポートを受けるためのツールが、このゲストアシスタンスカードだと私は解釈しているので、ルール変更せざるを得なかった背景は悲しいと思いつつも、可能な限り「本当に必要な人」のために工夫された今回のルール変更は有難いなと思いました。

 

インフォメーションブックをもらおう

長くなったので最後に一つ。

ディズニーでもらえるガイドといえば、「ガイドマップ」と「TODAY」ですが、ディスアビリティゲスト向けのガイドが別に存在します。

 

冒頭の写真中央の「Information Book」がそれです。

パーク内のサービスや各アトラクションの説明と注意することが詳しく書いてあります。

キャストさんに言うと出してもらえるので(逆に言わないと出てこない。アトラクションやお掃除の人は持ってない可能性があるので、入り口でもらうかお店の人に声をかけるのが良いです)、ぜひ貰ってみてください。

 

色んな思いが強すぎて長くなってしまった。

障害があってもディズニーのパークは楽しめます。アトラクションに全力を傾ける元気な人たちが見過ごしている、乗り物以外の楽しみ方もたくさんあります。

 

上手にサポートツールを活用しながら、パークで楽しく過ごせるディスアビリティ仲間が増えたらいいなと思っています。

 

なんなら、ガイドボランティアしたい〜